古い建物を解体して、新しい建物を建てること。
築50年(S造)という建物を詳しく観察してみると、構造的にはまず問題なし。
小さな部分、例えばちょっとした雨漏り、内装の傷みを修繕すれば用途変更を視点にリノベーションが可能かなという気持ちになります。
しかし、今の時代に合うような商業施設または福祉施設等に改装しようとすると様々な法規制がかかってきて、コスト的にかなり厳しいという結論に至ります。
結局、老朽化してテナントも入ってくれないビルを所有し続けるか、資金潤沢な企業に売り渡して建替えをするかということになっているようです。
時代の変遷に伴う法改正の必要性も理解できますが、残存資産の有効活用という視点からの法律運用も考えていただきたいところという気もします。